初の郊外設置は大倉山エリアの「トレッサ」、“個室型ワークスペース”が2/8(月)オープン

【「横浜日吉新聞」提供:2021年2月5日配信記事より】初となる郊外商業施設での設置先として選んだのが、大倉山駅周辺エリアのトレッサでした。

東京メトロの駅構内などでパソコン作業などを行うための個室ブースCocoDesk(ココデスク)」を展開する富士ゼロックス(東京都港区)は、きょう(2021年)2月8日(月)から「トレッサ横浜」(師岡町)の南棟に1台(室)を設置しました。

富士ゼロックスは2018年夏から東京メトロとCocoDeskの実証実験をはじめ、2020年2月から本格展開している(公式ページより)

富士ゼロックスは2018年夏から東京メトロとCocoDeskの実証実験をはじめ、2020年2月から本格展開している(公式ページより)

「CocoDesk(ココデスク)」は、“電話ボックス”1.5個分程度の広さを持つ防音の個室ブースに、机や椅子、大型モニター、電源コンセント、Wi-Fiなどを備えたボックス型の時間貸しワーク(作業)スペース

2020年2月から東京メトロの溜池山王駅や明治神宮前駅、池袋駅(有楽町線)、六本木一丁目駅などを皮切りに設置が始まり、今年1月までに新宿三丁目や永田町、大手町など東京メトロの19駅と京急川崎駅、都内中心部のオフィスビル5カ所に計47台(室)を設けていました。

2月中にCocoDeskの設置場所を東京メトロの駅を中心に63台(室)まで増やす(公式ページより)

2月中にCocoDeskの設置場所を東京メトロの駅を中心に63台(室)まで増やす(公式ページより)

主に外出中の会社員らが空き時間にパソコン作業や電話、オンライン会議などを行うための貸しスペースとなっていますが、「在宅勤務が増えてきたこともあり、自宅の近くにも設置してほしいというニーズが出てきた」(富士ゼロックス広報担当)といいます。

そのため、同社では初めて横浜市内に進出し、今月2月4日(木)に相鉄・二俣川駅(旭区)直結の商業施設「ジョイナステラス二俣川」に2台(室)を設置。来週2月8日(月)からはトレッサ横浜にも新たに1台(室)を設けることを決めたものです。

ジョイナステラス二俣川に設置されたCocoDesk(写真左)、ドアを開けると机と椅子、大型モニターなどがある(写真右)

ジョイナステラス二俣川に設置されたCocoDesk(写真左)、ドアを開けると机と椅子、大型モニターなどがある(写真右)

設置場所はトレッサ横浜南棟1階のフードコートや「トイザらス」などに近い「オリーブ広場」(「師岡沼上耕地第二公園」側)で、営業時間は10時15分から19時45分まで。利用には無料の会員登録とクレジットカードが必要です。

利用料金は15分250円で、インターネットの専用サイト上から15分単位の希望時間を予約し、ブースの解錠はスマートフォンから行う形となっています。

ブースの解錠はスマートフォンから行う

ブースの解錠はスマートフォンから行う

ブース内は換気ファンで常時換気を行っているものの、新型コロナウイルス対策から予約が入っている時間帯の前後15分は、空いていても他の予約はできないとのことです。

富士ゼロックスでは、2月中旬に半蔵門線の渋谷駅、3月には有楽町線の麹町駅など順次設置場所を拡大し、2月中にトレッサ横浜などの商業施設も含め首都圏で63台(室)に増やす予定です。

JR東日本も駅構内を中心にブース型やシェアオフィス型などのワークスペース「STATION WORK」を展開する(公式サイトより)

JR東日本も駅構内を中心にブース型やシェアオフィス型などのワークスペース「STATION WORK」を展開する(公式サイトより)

なお、同様の個室型ワークスペースは、JR東日本が「STATION BOOTH(ステーションブース)」の名称で2019年8月から東京駅(総武線地下)や新宿駅(甲州街道改札)を皮切りに設置を進めており、横浜駅南改札口近くのような開放型(シェアオフィス型)の店舗も含め、「STATION WORK(ステーションワーク)」というブランド名で、首都圏のJR駅構内を中心に展開しています。

【リンク】

CocoDesk(ココデスク)の公式ページ(富士ゼロックス)※東京メトロの駅構内が中心

トレッサ横浜のフロアガイド

STATION WORK(ステーションワーク)※JR東日本の駅構内が中心