大倉山の参加スポットが増加、4・5月開催の「港北オープンガーデン2019」

【「新横浜新聞~しんよこ新聞」提供記事を再構成】港北区内の個人の庭や、企業や営利・非営利の団体の施設、公園などの公共施設などに設置されている「コミュニティ花壇」を見学できる「2019年第7回港北オープンガーデン」大倉山エリアからの参加が増えています。

大倉山では「横浜みどりアップ計画」や東急電鉄などからの助成で、各町内会や商店街などでの花壇づくりが進行。大倉山1丁目「市之坪こどもの遊び場」はさくらまつりのスタンプラリー箇所としても街の重要スポットに(3月19日)

2019年は、前半が4月20日(土)・21 日(日)と、後半は5月 11日(土)・12日(日)の10時から16時まで開催。第1回目(2013年)の初回以来、今年で7年目に突入しました。

区内各エリア単位や、単体での開催が多い区内のイベントの中でも、「区内全エリアを対象とし、地域にふれあうことができる貴重なイベント。ここまで続いてきたのも素晴らしいこと」と、同イベントを担当する区政推進課課長の山本憲司さん。

参加会場がちょうど100カ所に初めて達したことについても、「運営委員の皆さんが地域に根差し、参加の声掛けを行ってくれたことで、自然と参加会場が増えてきました」と、地域に密着する“コミュニティ”が日々存在してこそのイベントであると説明します。

特に、大倉山地区は、今年度からの横浜市環境創造局が行う「横浜みどりアップ計画」での助成金を新たに受けるなど、既に花壇づくりに着手していることから、新たな「花と緑のスポット」が続々と参加を表明しています。

港北区制80周年、また来年開催の東京2020オリンピック・パラリンピックの英国キャンプ地となることも踏まえ、英国生まれのキャラクター「ひつじのショーン」と港北区のキャラクターミズキーが初来場。英国はオープンガーデン発祥の地でもある(港北区のサイトに掲載の同イベントのパンフレットより)

大倉山で花と緑のスポットをつくる動きは、地域まちづくり活動を行う「大倉山夢まちづくり実行委員会」が、東急電鉄(東京都渋谷区)が行う沿線の緑化支援事業「みどリンクアクション」の助成を受け、2013年に街の通りに桜の植樹やプランターを設置。

2016年から3年間は、鶴見川から大倉山駅へつながるバス通りの太尾堤交差点から約240メートルの区域「大倉山つつみ通り地区」の地域緑化に対して、横浜市環境創造局が行う「横浜みどりアップ計画」での助成金も受けました。

また、2018年6月には、地域子育て支援拠点どろっぷ(大倉山3)のメンバーや、大倉山エルム通り商店会、レモンロード商店会などによる団体「大倉山緑と花のまちづくり」が、「みどリンクアクション」の助成を受けての花壇の手入れやプランターの設置などの活動を新たに行っています。

花と緑のまちづくり「第7回港北オープンガーデン2019」のチラシ。今年は最多100会場が参加。今年は大曽根1丁目の「山本さんのお庭」(5月のみ参加)の写真が最大スペースに採用された(港北区のサイトより)

増加する花と緑のスポットを案内するため、港北オープンガーデンの開催日には、大倉山駅に「特設案内所」(10時~15時)も設置されます。

各会場やイベントでの盛り上がりが、これからの地域の美化・緑化活動や、防災対策などといった地域コミュニティづくりにどのようにつながっていくかという観点でも、より一層の注目が集まる2019年開催となりそうです。

【リンク】

平成31年春 第7回港北オープンガーデン(横浜市港北区)

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